◆大規模修繕工事
大規模修繕工事で一番重要なことは信頼できる施工業者の確保です。
しかしそれだけでは安心できません。施工業者が派遣する現場監督、作業員まで吟味する必要があります。
また、限られた予算のなかでメリハリの効いた配分も大事です。
1.大規模修繕工事の成否のキーワードは、修繕業者です。大規模修繕工事を直接施工する業者を長年かけて探すことです。
そのために業者の本社や支店を訪問し、できれば経営者や役員などから企業理念を聞いたり、社内の雰囲気を肌で感じたり、胸襟を開いて管理組合の将来像を語りあえる機会を設けることを勧めます。
２．ＮＰＯがコンサルタントする大規模修繕工事は、業者選択に十分な時間をかけるだけでなく、工事着工まで修繕業者に経験と情報力、提案力を存分に発揮してもらうことでコストパフォーマンスをアップするよう努力しています。
３．大規模修繕工事には、責任施工方式、設計監理方式がありますが、ＮＰＯはシナジー方式を考案しました。シナジー方式の目的は、管理組合のニーズと適正な工事費を達成するために、「業者の経験と提案力」と「管理士のマネジメント能力」、「１級建築士や１級施工管理技士などの工事監理」の相乗効果を活かすことです。
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